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環境ジャーナリスト 講演講師 富永秀一 ブログ

牛肉1kgは大型タンクローリー1台分の水に相当

 これまでも肉食の環境負荷が大きいことは指摘してきました。 オバマ大統領に「月曜日は肉なしデー」を提案 牛肉がこんなにCO2を出しているとは・・・ なぜ肉食をやめたのか  先日、大阪で行った、水道事業者の皆さんへの講演では、肉食が水資源に与える影響についてもお話ししました。  牛肉1kg食べるのを止めれば、水20tの節水に相当するということです。これは、大型タンクローリー1台分になります。牛肉を食べる時には、タンクローリーいっぱいの水を想像していただきたいと思います。 (東京大学生産技術研究所の沖 大幹教授等のグループの試算)  同じ肉でも、豚肉や鶏肉にすれば15tの節水になります。  そうは言っても、私のように肉を完全に止めるのは難しい場合、週に1度、肉を食べない日をもうけるという方法がお勧めです。  この記事に出ているポール・マッカートニーさんをはじめ、オノ・ヨーコさんらが賛同している、ミートフリーデーという運動があります。  これは、週に一日は肉を食べないようにしよう、そうして少しでも肉の消費量を減らそうという運動です。覚えやすいので月曜日が推奨されていますが、別に他の曜日でも構いません。 参考:ミートフリーマンデー・ジャパン  私の場合、肉を食べなくなってから、前より穏やかになって、心のコントロールがしやすくなったり 頭が冴えて様々なアイディアが浮かびやすくなった気がします。  別に健康法でやっているわけではありませんが、メタボで悩んでいる方にもお勧めできます。  みなさんも、まずは週一の肉断ちからはじめてみてはいかがですか。