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環境ジャーナリスト 講演講師 富永秀一 ブログ

日本国民に危機感がない理由と観測史上最も暑い月

「気候変動に若者不安、フィリピンや南半球の新興国、異常気象多発で影響悲観」2023/07/16 日経新聞

 

 この記事を読んでから、ずっと、どうしたものかと考えて来ました。

 気候変動に対する強い不安が若者の間で広がっているという内容ですが、不安が広がるのは当然のことなので、考えていたのは、それ自体ではなく、諸外国に比べ、日本で不安を感じている人が少ないという問題です。

 

 この調査は電通総研が行ったもので、国際比較版が今年3月、日本国内版が同7月に公開されています。

 

 

出典:「国際比較版【電通総研コンパス第9回調査】気候不安に関する意識調査」P5

 「私は気候変動が人びとや地球を脅かすことを心配している」という設問に対し、極度に心配していると答えた人の割合が日本はわずか3.4%と、調査対象11か国の中で、唯一1桁で、極端に少なくなっています。

 

 メディアや気候変動の専門家の責任?

 

 確かに、日本では、すでに12~13mの海面上昇が避けられない可能性が高いとか、2100年以降、最悪の場合12度以上の気温上昇もあり得るとか、その主役はメタンで、その大量放出がすでに始まりつつあるといった情報の報道がまったく足りていません。

 

 気候変動の専門家も、以前に比べればかなり踏み込んだ表現を使うようにはなってきたと思いますが、上記のような最悪のケースではなく、1.5度や2度といった、理想的ではあるものの、実現は極めて困難な気温上昇を超えた場合どうなるかといった程度の表現にとどめていると思います。

 

 欧米では、普通に新聞が2100年以降の気温上昇のグラフも掲載していますし、気候変動の専門家ももっと踏み込んだ話をしています。

 

 最悪の場合どうなるかの情報がないために、極度に心配する人が少ないのではないかと思えます。

 

 私は、『気候変動ってヤバイの?』のシリーズで伝えるべき事は伝えたので、後は人類がどうするかの問題だと、ちょっとあきらめつつ客観的な感じになっていました。

 

 しかし、私が今一番はまっているラジオ番組、NHKの「ふんわり」金曜日で、人工知能研究者の黒川伊保子さんは、何度も同じ話を少しずつ表現や引用例を変えながら繰り返して話して下さいます。

 

 それを聞いていて、確かに、私のように全ての回を聞いて保存しているようなコアなファンばかりではなく、たまたま聞いた人、毎回聞いているわけではない人もいる、というか多くの人はそうなので、同じ内容でも大事なことは繰り返し、繰り返し話すことは大切だと思うようになりました。

 

 そして、私も、一度話した、書いたから良いではなく、これまで以上に大切なことは繰り返して話し、書くことにしようと思います。

 

 今、7月が、観測史上最も暑い月になるという報道がされています。

 

 

 そして、平均気温だけでなく、様々な指標が、いよいよ人類が未経験な領域に入り始めたことを示しています。

 

www.bbc.com

www.cnn.co.jp

 

 12万年ぶりの暑さと聞いて、昔、もっと暑い時代があったのか?と疑問に思った方もあるかもしれません。

 

 おさらいをしておくと、今は氷河期です。

 

www.newsweekjapan.jp

 

 こちらの記事に分かりやすいグラフが掲載されています。

 右が現在、左が過去です。

 4000万年以上前は、今より8度以上暑く、5000万年前は12度以上暑かったことがわかります。

 

 今は大陸の移動などの関係で南極を中心に氷床、氷河がある氷河期です。

 

 地球の歴史上ではほとんどどこにも氷床、氷河がなく、今より70m以上海面が高い状態の方が長かったのです。

 

 今回の氷河期に入ってからの気温と、氷の量の変化を示したグラフです。

氷河期の気温と氷の量の変化

 

 ミランコビッチサイクルと言って、地軸の傾きや地球の軌道の変化などにより、陸地の日照量が変化するなどして、約10万年に一度やや暖かい時期があり、それを間氷期といいます。

 

 今も間氷期です。

 

 12万年ぶりの暑さというのは、前回の間氷期以来の暑さだと言うことです。

 

 過去にあった気温だからといって安心してはいけません。

地球にとってはどうってことない気温の変化ですが、今の奇跡的に安定した気温のおかげで農業を行うなどして人口を増やし、文明を発達させて来た人類にとって、農業や居住に適した平地がどんどん水没し、暑さ、寒さ、干ばつ、洪水など異次元の異常気象に襲われ続ける状態が良いわけはありません。

 

 日本にいる限り、本当に大事な情報に触れるのは困難です。

 積極的に海外も含めて情報を取りに行って、真実を知り、危機的状況であることを認識して欲しいと思います。

 

 私もできるだけその手助けをしていきたいと思います。

 

 

【動画】otomiさんの環境のお話

気候変動ってヤバイの?① ~気温45度!? 風速100mの台風!? 異常気象のリスク~

気候変動ってヤバイの?② ~海面上昇72m!? 私たちが数千年の人類の運命を決める~

気候変動ってヤバイの?③ ~デイ・アフター・トゥモローは現実になるか~

めざせ冷暖房費大幅カット① ~無理なく使用を減らす・使うならどんな暖房機器か~

めざせ冷暖房費大幅カット② ~風と影と水を制す者が暑さに勝つ!

めざせ冷暖房費大幅カット③ ~トクする!ソンする?エアコンの買い方・使い方~

原発数十基同時メルトダウンのリスクかユートピアか ~otomiさんの環境のお話7~ - YouTube

 

 

2年後に小惑星が落下する場合にできること


2022年の年末、フジテレビ系列で放送された、『不思議体験ファイル 信じてください!!』に、1999年に出版された漫画の表紙に「大災害は2011年3月」と記述があり、東日本大震災を予知したのではないかと話題になった、たつき涼さんが出演されました。

そして、60万部を超えるベストセラーとなっている『私が見た未来 完全版』で、「本当の大災難は2025年7月にやってくる」と記述されていることについて取り上げられました。

 

引用元:たつき涼著『私が見た未来完全版』P83

番組の中で、地質学の専門家が、たつき

んが夢で見た位置は、非常に地殻が安定しているエリアで、突然火山活動が起きることは考えにくく、大地震震源になることも考えにくいと分析し、もしこの場所で海が盛り上がるとしたら、地球内部が原因ではなく、地球外部からの小惑星の落下などなら考えられると話しました。

 

もしこれが、対策が行われないままに実現すると、

原発数十基同時メルトダウンのリスクかユートピアか ~otomiさんの環境のお話7~ - YouTube

この作品で警告したことが現実になってしまうということで、私は衝撃を受けました。

『私が見た未来 完全版』では東日本大震災津波の約3倍という表現があり、そうだとすると津波の高さは30~50m、遡上高は100mにも達するでしょうし、日本列島の太平洋側が3分の1から4分の1飲み込まれるという表現もあり、その場合は津波の高さが100m以上、遡上高は200~300mという可能性もあることになります。

 

これだけの津波に襲われれば、いくら頑丈な原発の建屋であってもただでは済まず、場合によっては、燃料棒や原子炉などもむき出しにバラバラに壊れて、放射性物質が拡散することになるでしょうし、建屋は何とかもったとしても冷却設備が損傷すれば、メルトダウンは避けられないでしょう。

『原発数十基同時メルトダウンのリスクかユートピアか』より

原発数十基同時メルトダウンのリスクかユートピアか』より

このような大津波が起きるのは、小惑星の落下の他、ロシアの兵器の可能性もあります。

断片的な情報ですが、核魚雷ポセイドンには100メガトンの核弾頭を搭載できるとか、高さ500mの津波を起こせるなどと言われています。

また、北朝鮮も威力の程はわかりませんが、真似た兵器を開発しているとのことです。

 

北朝鮮、核魚雷の爆発実験か 「放射能津波起こす」主張:中日新聞

https://www.chunichi.co.jp/article/659864

 

こうした兵器の目的としては大都市や基地の沖合で爆発させて対象を破壊することですから、たつき氏が夢で見た位置で故意に爆発させることはないように思いますので、もし爆発するとしたら事故か誤作動でしょう。

もし100メガトンの核弾頭が海底に沈んで爆発すれば、その核弾頭の威力に加え、海中で大量の水蒸気が発生し、水蒸気爆発の威力も加わること、しかも威力が主に上方に向かうことを考えると、イラストのような状態が起きてもおかしくないと思います。

 

この兵器の爆発であった場合は事前に備えることは無理でしょうが、小惑星や彗星の場合は、運良く事前に観測され、軌道から落下地点も予測できる可能性もあります。

 

そこで、2年後に地球に小惑星や彗星が衝突すると分かった時にできることを考えてみました。

 

7年位前に分かれば、準備をして人工衛星をぶつけ、少し軌道をずらすことで地球への衝突をさけるということもできる可能性があるとのことですが、2年位前だと、軌道をそらすことは難しいでしょう。

 

そこで、地球への衝突の可能性が高いと分かった時点で人類がすべきことですが、まずはパニックを起こさないことで、そのためにはどこに落ちるかにかかわらず、全世界が一致して対応に当たることを国連で決議し(当面拒否権は凍結)、超法規的なことも含めた措置で、衝突による直接的な死者ゼロを目指すこと、経済の混乱などによる餓死者なども出さないことを全国家が誓うことです。

 

真っ先に決めるべき事は衝突の混乱が収まるまで、一旦世界全体を計画経済に移行させること、全世界の共通通貨を定めることです。

 

この通貨は危機を乗り切るためであれば、限度を定めず発行され、各国の通貨と共通通貨との為替レートは固定し、物価も凍結します。

全人類が生存していくための食料、衣料、避難所等生存必需品の生産、備蓄、準備、そして、インフラ維持、治安維持等を最優先として、各企業、各人に作業を割り当て、それ以外の経済活動は余力が出た場合に限ることとします。

 

その上で、人類が生き残るための重要な措置として、落下地点が定まる前から、地球の表面の7割を占める海洋への落下を前提として、例えば標高300m以下の海に近い場所にある全原発廃炉、燃料の取り出し、コンクリート詰めが行えるよう準備をし、実際に海洋への落下が確定的になれば、その時点で必要な範囲の原発で実施します。

 

予想落下地点が狭まった時点で、影響を受ける範囲に住む方々の、国家の枠を超えた避難計画を立て、避難所、場合によっては避難都市を準備し、十分に間に合う余裕を持って避難を実施します。

 

無事、小惑星、彗星落下による死者を出すことなく、また、世界中が放射能まみれになることもなく、やり過ごすことができれば、あとは被害を受けた地域の復興を全力で行うことになります。

 

そして、この危機を乗り越えた時、人類はひとつになり、『私が見た未来 完全版』でたつきさんが記述されているように、「地球全体で、すべての人々の状態が明るく輝き、活き活きと暮らしている」という未来が訪れることでしょう。

 

実は、この記事を書こうと思ったのは、もちろん、本当に小惑星、彗星の落下が予想された時に、混乱が起きないよう、あらかじめ、危機を乗り越えるための枠組みの例を示しておきたかったということもありますが、今、人類が直面し、経験し始めている気候変動の危機も、この位の取り組みをしない限り乗り越えられないという思いがあったからです。

 

今の各国が計画している対策を実行できたとしても、気温上昇を1.5度に抑えることはもちろん2度も難しく、おそらく3度以上上昇するでしょう。

そして人類は、様々な凄まじい異常気象にさらされ、数百~数千年に渡る数十mの海面上昇で広大な土地を失うことになることになるでしょう。

 

そんなことになるのであれば、そして、危機を乗り越えることができるのであれば、いっそ、たつきさんの予知夢が現実になって欲しいと願う自分がいます。

 

 

【動画】otomiさんの環境のお話

気候変動ってヤバイの?① ~気温45度!? 風速100mの台風!? 異常気象のリスク~

気候変動ってヤバイの?② ~海面上昇72m!? 私たちが数千年の人類の運命を決める~

気候変動ってヤバイの?③ ~デイ・アフター・トゥモローは現実になるか~

めざせ冷暖房費大幅カット① ~無理なく使用を減らす・使うならどんな暖房機器か~

めざせ冷暖房費大幅カット② ~風と影と水を制す者が暑さに勝つ!

めざせ冷暖房費大幅カット③ ~トクする!ソンする?エアコンの買い方・使い方~

原発数十基同時メルトダウンのリスクかユートピアか ~otomiさんの環境のお話7~ - YouTube

 

 

 

 

 

 

年賀の挨拶と画像生成AIの比較

 

 さて、今年の年賀状は、画像生成AIで作ってみました。

 

 完成形はMidjourneyで作りました。

他のサービスに比べて、英語しか使えず、また使えるようになるまでの手順が複雑でしたが、作成された4種類の画像の中からイメージに近いものを選ぶという作業を4回繰り返してできました。

 

 次点はLINEで使える、お絵描きばりぐっどくんでした。

しかし、無料で作れる回数が少なく、かといって年に数回しか使わないのに月々550円払う気になれませんし、画質もMidjourneyに叶わないのである程度作った所であきらめました。

 

 まったく勝負にならなかったのがAI ピカソでした。

何度も試し、日本語も使えるんですが、呪文を英語にしてみたりもしましたが、どうしても彗星というものをそれらしく描くことができないようで、あきらめました。

 

少なくともこの3種類では、「夜空に長い尾を引く彗星を見つめるうさぎ」「A rabbit staring at a comet with a long tail in the night sky」という呪文に対して、最もイメージに合った画像を生成できたAIはMidjourneyでした。

 

 

 

 

【動画】otomiさんの環境のお話

気候変動ってヤバイの?① ~気温45度!? 風速100mの台風!? 異常気象のリスク~

気候変動ってヤバイの?② ~海面上昇72m!? 私たちが数千年の人類の運命を決める~

気候変動ってヤバイの?③ ~デイ・アフター・トゥモローは現実になるか~

めざせ冷暖房費大幅カット① ~無理なく使用を減らす・使うならどんな暖房機器か~

めざせ冷暖房費大幅カット② ~風と影と水を制す者が暑さに勝つ!

めざせ冷暖房費大幅カット③ ~トクする!ソンする?エアコンの買い方・使い方~

原発数十基同時メルトダウンのリスクかユートピアか ~otomiさんの環境のお話7~ - YouTube

 

UFOの動きについての考察

 

UFOはなぜ翼もないのに空中で静止したり、熱も発することなく突然移動したり急角度で向きを変えたり、さらには消えたり現れたり増えたり形を変えたりできるのか。

 

シャワーを浴びながらぼんやり考えていた時、ふと、もしこの技術が実現したらすべてできるのではないかという発想を得たので忘れないうちに書いておきます。

 

それは物質の情報化と、その逆の情報の物質化です。

 

ここにはこういうものが存在するという情報があるのでその場に物質が構成されて現れる。

情報が移動すると、そこにあらためて物質が構成される。そこにある物質が移動する場合、この次元の物理法則を超える動きはできませんが、情報が移動してそこに再構成されるのであれば、この次元の物質ではできない動きもできるのではないかということです。

 

情報であれば、全部で11次元あるとされる、別の次元に行ったり来たりできるとしたら、この次元から見ると、物質が突然現れたり消えたりしているように見える謎も解けるように思います。

 

今はただの思いつきで実証不可能ですし、いつか謎が解けた時には全然違っているかもしれませんが、自分としては、はじめて納得できる説明がついて、実にスッキリした感じです。

 

この書き込みが発想のきっかけになって、賢い人が量子力学か何かを使って、本当に技術を開発してくれたら嬉しいな。

 

 

2022.11.20追記

量子テレポーテーション(量子もつれの状態の変化がどれだけ離れていても瞬時に伝わること)も、情報だから物理的な距離や速度の制限を受けないと考えると納得できるように思います。

 

 

 

 

【動画】otomiさんの環境のお話

気候変動ってヤバイの?① ~気温45度!? 風速100mの台風!? 異常気象のリスク~

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群衆雪崩の恐ろしさ

www3.nhk.or.jp

 

ハロウィーンでにぎわうソウルで起きた転倒事故。多数の方が亡くなり、心が痛みます。

 

これは、2001年に兵庫県明石市の花火大会の際にも発生した、典型的な群衆雪崩による事故です。

 

人が密集した状態で、一人が倒れると連続して雪崩を打つように次々と人が倒れ、下敷きになった人が、怪我をしたり、肺が圧迫されて呼吸ができなくなり死亡したりする状態です。

 

これは人ごとではありません。大地震が大都市を襲った場合にも発生する危険性が指摘されています。

 

2019年にNHKで放送された首都直下型地震が東京を襲った際、何が起きるのかリアルに描いた「パラレル東京」でもそのシーンがありました。

 

NHK高知放送局も防災情報として載せています。

 

www.nhk.or.jp

 

人が密集することはそれ自体が大きな危険をはらんだ状態であることを知っておいた方がいいですね。

 

 

 

【動画】otomiさんの環境のお話

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SPY×FAMILYのシルヴィアのセリフ

SPY×FAMILY第2クールの第2話(第14話)で、ロイドの上司、シルヴィアが、爆弾テロによって戦争を起こそうとしていた大学生達に放ったセリフが良かった。

 

「お前ら人を殺したことはあるか?」

「誰かに殺されたことは?」

「砲撃で手足がちぎれたことは?」

「骨が砕かれる音を聞いたことは?」

「ただれる肉の匂いを嗅いだことは?」

「目の前で親兄弟が崩れた家に潰されていくのを見たことは?」

「恋人の肉片が壁にへばりついているのを見たことは?」

「飢えに飢えて、木の皮にまでかじりついたことは?」

「人の肉を鍋で煮たことは?」

「敵の人間性を否定し、殺し続け、それでもしかし、復員後に心を病み、後悔と恥辱に涙し、ゲロを吐き、自ら命を絶った者が身近にいたことは?」

 

絶句する大学生達に、

 

「大学では『戦争』を習わなかったようだな。ボウヤたち。」

 

戦争を深刻に考えていない人達の心に残ってくれるといいなと思いました。

 

そして、遠くから命令だけして多くの犠牲者を出しているプーチン大統領には即刻辞めて欲しい、いやそれは無理だろうから、ロシア国民に即刻引きずり下ろして欲しいとあらためて思いました。

 

 

 

 

【動画】otomiさんの環境のお話

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台風が引き連れている雨雲に注意

線状に連なっている雨雲 気象庁

台風14号は、大型で本体から離れた所でも風雨が強いことが特徴の1つとなっていますが、本体は今京都の北にあるのに、長く南海上に繋がっている雨雲は特に要注意だと思います。

 

横に移動していけばまだいいですが、台風の北東への移動とリンクして同じ所に長時間雨雲がかかると、まさに線状降水帯として大雨を降らせることになりそうです。

 

まだまだ気が抜けないですね。

気をつけましょう。

 

 

【動画】otomiさんの環境のお話

気候変動ってヤバイの?① ~気温45度!? 風速100mの台風!? 異常気象のリスク~

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台風の“面状降水帯”に注意

台風14号が九州に接近しています。

 

気象庁の発表によると、9月17日23時時点で、中心気圧910hPa、大型で猛烈な台風となっています。

 

九州南部などに特別警報が出されています。

 

衛星データによる中心気圧

衛星データによる風速

衛星データによる降雨量

衛星データを見る限り、台風の目の形が整っていることで、実際より強く見えているのではないかという気もしますが、瞬間では50mを超えるような風が記録されるかもしれません。

 

この台風で特に注意すべきは雨ではないかという気がします。

ニュースなどで、線状降水帯が発生するかもしれない、という表現を使って警戒を呼びかけていますが、台風の雨の恐ろしさは、“面状”に降水帯が広がっていることで、長期間、暴風を伴った豪雨が降ることです。

 

宮崎県に1000mm以上の雨を降らせた2005年の台風14号のような被害が出るかもしれません。

www.data.jma.go.jp

気をつけましょう。

 

2022年9月19日追記

 

24時間・48時間降水量 -気象庁

やはり24時間で700mm近くという豪雨をもたらす台風となっています。

日本横断コースを通りそうですので、まだまだ気をつけましょう。

 

 

【動画】otomiさんの環境のお話

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原発数十基同時メルトダウンのリスクかユートピアか ~otomiさんの環境のお話7~ - YouTube

 

 

 

パブコメ本日まで 電気代をどんどん上げられる改定を認めるか

2022年7月20日に、経産省の電力・ガス基本政策小委員会が開かれ、今後の小売政策のあり方について中間取りまとめ(案)について話し合われました。

 

第52回 総合資源エネルギー調査会 電力・ガス事業分科会 電力・ガス基本政策小委員会(METI/経済産業省)

 

https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/denryoku_gas/denryoku_gas/pdf/052_03_03.pdf

 

その中では、P2にあるように、具体的な対策を整理したものについては直ちに実行に移すとされていますが、それにしても・・・という話です。

 

企業などが電気を新電力会社から高圧で受けていて、その電力会社が倒産したり、事業撤退するなどして、さらに他の電力会社への切り替えができない場合のセーフティネットとして、大手電力の送配電会社が電力を供給することが法律で義務づけられています。

これを最終保証供給といいます。

 

これはあくまで一時的な供給しか想定されていないのですが、電気の仕入れ価格高騰、供給力不足などから、新規の受付を停止している電力会社が多く、最終保証供給を受けている需要家(電気の購入者)が増えています。

 

送配電会社は、自前の発電所などは持たないので、その最終保証供給のための電力は、市場から調達して供給するのですが、今、市場の価格は、資源高や供給量不足などの影響で高くなっていて、約款で定められているkW時単価よりも高い価格で仕入れて、安く売らざるを得ないケースが出てきています。

 

そこで、最終保証供給料金を市場の価格に連動させる形に変更することがP7、8に記載されています。

 

また、電力が自由化される際、完全に自由にしてしまうと、強大な力を持つ大手電力会社の意のままになってしまうため、大手電力会社には、簡単には変更できない標準的な料金(標準メニュー)を定め、公表するよう、「適正な電力取引についての指針」において定められています。

 

P7において、その標準メニューでの新規受付が停止されていることを問題視し、「標準メニューの適用を受けられない現状が続くことは、望ましいとはいえない」としています。

 

しかし、現在の価格のままで標準メニューでの受付再開を求めるのは難しいことから、P9で、適正な電力取引についての指針に、「コストの変動をより適切に反映するため、標準メニューは、電気の調達手段や調達費用等に応じ、定期的に見直すことも考えられる。」と追記するとしています。

 

その上で、「現状、最終保障供給を受けている需要家については、他に選択肢がない中で、やむを得ず最終保障供給を選択せざるを得ない状況にあることが多いと考えられる」「標準メニューでの受付再開の見通しを立てないままに、一般送配電事業者による最終保障供給料金の改定のみが行われることは、こうした需要家保護の観点から望ましいとはいえない」としています。

 

そして、大手電力会社が、「標準メニューでの受付再開に向けた検討を速やかに進め、準備の整った事業者から、その見通しが示され次第、各一般送配電事業者において、既存の最終保障需要家への影響も配慮の上、速やかに本取りまとめの内容に基づき、最終保障供給料金を見直すことが期待される」としています。

 

なお、最終保証供給料金を見直す際に留意する必要があることとして、P8で、

➢ 需要家が使用量等を元に料金を算定することが可能となるよう、補正項の額について事前に HP に掲載し、需要家が確認できるようにすること
➢ 既存契約者や契約申込者に対して、事前周知を行い、丁寧に説明すること 

と特記されています。

補正項というのは、今のkW時単価に、多くの場合プラスされるkW時単価です。

 

また、委員会の中では、適正な電力取引についての指針についての新旧対照表を作成して、委員に確認してもらった上で、パブリックコメントにかけるとも案内がありました。

 

その後、中部電力ミライズ(小売事業者)は、早速、7月26日に、標準メニューの内容を見直し、2023年1月までに受け付けのための協議を再開し、4月から供給できるように取り組むと発表しました。

 

特別高圧・高圧の標準メニューの見直しの検討開始および低圧の一部料金メニューにおける燃料費調整制度の変更について|プレスリリース|中部電力ミライズ

 

この中間とりまとめを読めば、常識的には、来年4月に標準メニューでの電力供給を受けられるようになってから新たな最終保証供給料金が適用されると考えるのが普通ではないでしょうか。

 

そこまで待てないとしても、その3か月程度前、実際に標準メニューでの申込みができるようになってからでしょう。

 

ところが、中部電力パワーグリッド(送配電事業者)は、早くも8月10日に約款変更の届け出をして、9月から新たな最終保証供給料金を適用すると発表したのです。

 

最終保障供給約款の変更届出について - ニュース|中部電力パワーグリッド

 

まだ、標準メニューでの供給開始どころか、受け付け再開も、具体的な改定内容すら明らかにされていないのに!

標準メニューを定期的に見直せるようにする、適正な電力取引についての指針の変更についてのパブリックコメントの結果も分かっていないのに!

民意などどうでも良いと言うことですか?

どうせパブリックコメントをしても、作られた“民意”によって賛成多数になることが既定路線だからでしょうか。

 

なお、特別高圧と、一部の高圧の場合、9月からプラスされる料金が19日に発表されました。

 

市場価格調整単価 - 託送料金など|中部電力パワーグリッド

 

今の単価に補正項を加え、再エネ賦課金を加えると36.01円/kW時になります。

 

多くの高圧の場合は10月分からの適用となり、その金額は、8月30日に発表されるとのことです。

 

標準メニュー受付再開の見通しを示す、といっても予想スケジュールを示しただけという状態で最終保証供給料金を改定するという強引な手段に出る所を見ると、標準メニューの見直しについても、「月に1回だって定期的だ」といって毎月コロコロ変える、実質的な市場連動型になってしまうことも懸念されます。

 

追記する文章を定期的ではなく、「年に1度、または半年に1度」と、一定期間は変えられないようタガをはめるよう、パブリックコメントに意見を出しました。

 

https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=620122021&Mode=0

 

ちなみに本日までです。(もっと早く気付けぱ良かった!)

 

2022年9月17日追記

 

パブリックコメントの結果が公表されていました。

 

public-comment.e-gov.go.jp

 

私の意見と、それに対する考え方

 結構長く書いたのですが、最後の具体的な改正案の所だけに省略されていました。

 私としては、例え意見が反映されないとしても、電力の消費者の立場にも、もう少し配慮して欲しく、委員の皆さんには目を通して欲しかったのですが、9月15日の委員会では、「ヨーロッパではもっと激しい電気代の高騰が起きている」「日本では電力会社がまだまだ負担している。もっと料金に転嫁できるようにすべきではないか」という意見を言う委員もいて、電気代高騰に苦しむ消費者や企業に寄り添うような発言はありませんでしたので、おそらく、全文は読んで頂けなかったのだと思います。

 

 電力会社が、標準メニューを毎月変えるようなことにならないか、しっかり見ていきたいと思います。

 

 なお、8月30日に公表された中部電力パワーグリッドの市場価格調整単価を元に計算すると、10月分の最終保証供給料金も36.01円になります。

 

 また、中部のエリアプライスは、9月は今の所、8月より5円程度上がっているので、11月分は40円を超えるかもしれません。

 

 

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週刊ポストに掲載されました

 本日(2022年7月8日)発売の週刊ポストにコメントが掲載されました。

 

 これまでも何度か雑誌の取材は受けていますが、大抵使われるコメントは2つ3つだったのですが、今回は10か所程度使われました。

 

 記事のタイトルは〈緊急シミュレーション〉猛暑「気温50℃」の世界。

 

 最初にタイトルを聞いて、日本は海に囲まれているため、極端な温度変化が起きにくく、5年、10年で50度まで達するというのは考えにくいと思いますが、と前置きをした上で、答えられる質問にはお答えしますとして取材を受けたのですが、結果的には私が50℃になると言っているような感じになってしまいましたね。(笑)

 

 まぁ、気象観測ポイントではなく都市部の照り返しの強い場所で5~10年後なら50℃を超えるエリアが出てきてもおかしくない、という限定条件はそのまま使ってもらえたのでいいですけど。

 

 最後の方は字数の問題からだと思いますがかなり簡略化されているので伝わるか心配ではありますが、伝えたかったのは、主に2点。

 

 1つは温暖化の進行により、偏西風など気流の蛇行が起きやすくなっていて、これまでは日本本土に近づいた台風は西から東へ動くのが普通で、九州・四国方面から北上するのが一般的だったものの、気流の蛇行や北上等によって、台風が日本本土付近まで北上しても、東側から近づくというこれまでにない動きをするようになっていること。

 

 もう1点は、海水温が2℃上昇すると800hPa台前半というとんでもない台風の発生が予想されていること。

 

 これらが複合的に起きると、日本本土に近づいても800hPa台とか、900hPaそこそこという猛烈な勢力の状態でいきなり東京など大都市を東側から襲うといった事態も起こりうるということです。

 

 詳しくはこちらをご覧下さい。

 

youtu.be

 

 『50℃超ともなれば』という表現は簡略化され過ぎて誤解を生むので、「今後は」とか、「将来的には」といった表現にして欲しいと言ったのですが、特集の最後にあらためて50℃という表現を重ねたかったということでしょう、そのままになっていました。

 

 そのあたりは、編集権が週刊誌にあるので、ある程度は仕方ないでしょう。

 

 まあ、私としてはたくさんコメントが使ってもらえましたし、地中熱の有効利用という、欧米に比べ、圧倒的に日本が遅れている部分を、少しですが伝えることができたので良かったです。

 

 

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