FUTURUS(フトゥールス)
http://nge.jp/2015/05/03/post-103476
以前、水を再生可能エネルギーで酸素と水素に分解し、その水素と二酸化炭素を反応させてメタンガスを作るという、「e-ガス」という持続可能なガスをドイツのアウディが作りはじめた事をお伝えしました。
そのアウディが今度は同様な流れでディーゼル燃料「e-ディーゼル」を作り、世界で初めて自動車に給油したそうです。
再生可能エネルギーをディーゼル燃料にする効率が70%との事でなかなかの高効率。
電気についてはかなり再生可能エネルギーでまかなえる見通しが立ってきたドイツにおいては、移動手段や工場等で必要とされる熱を、どう再生可能、持続可能なものに切り替えていくかという段階に入りつつあります。
頻繁に長距離走行するなど、電気自動車では難しい利用の仕方をするユーザーであれば、十分低コストに供給できるようになれば、e-ディーゼルは有力な選択肢になるかもしれません。
特に、燃料電池車で勝負しようとしているメーカーが目立つ日本と違い、ヨーロッパの自動車メーカーは燃料電池車は様子見の所が多いですし、もともとディーゼル車の比率が高いので、ニーズはあるでしょう。