中国の再生可能エネルギーシフトは本気ですよ。
PUNTA
「本気で再生可能エネルギーにシフト?!中国・太陽エネルギー事情」
http://punta.jp/archives/38700
4月に発表された中国のエネルギー戦略を立てる研究所が発表した、2050年までの再生可能エネルギーの普及計画「CHINA 2050 HIGH RENEWABLE ENERGY PENETRATION SCENARIO AND ROADMAP STUDY」を元にした記事。
元のリポートはこちら。
http://www.rff.org/Documents/Events/150420-Zhongying-ChinaEnergyRoadmap-Slides.pdf
2050年までに太陽光による発電量を28%に、風力を35%に、再生可能エネルギー全体で86%にするというものです。
真昼の電気は大半を太陽光発電でまかなうという大胆なシナリオです。
一見大丈夫かなと思いますが、ガスや石炭の火力、および水力発電などの出力調整、揚水発電の活用、さらにEVの充放電による平準化も考えてあり、技術的にも経済的にも可能と分析しています。
ちなみに、こうしてみると分かるように出力調整に向かない原発は邪魔でしかないのですが、核保有国としては、大幅に増やすつもりはないものの、なくすこともできないということでしょう。
これは、世界的な核廃絶が進んでいけば変わっていくでしょう。
こうしてみるとあらためて日本のエネルギー政策の後進性が際立ちます。