破滅寸前なのは地球ではなく・・・
IPCC(気候変動に関する政府間パネル)がこのほど承認した、第4次報告書について、国連の潘基文(パン・キムン)事務総長が、この報告書をきっかけに、政治的交渉を進め、大胆な温暖化対策に打って出るよう訴えています。
また、このように述べたそうです。
以下引用。
「同報告書には重要なメッセージが込められている。それは、温暖化に向けた現実的かつ実施可能な対策方法はあるということ」と潘事務総長は述べた上で、温暖化により、地球は「破滅」寸前の状態にあると警告した。
確かに対策はありますが、言われている、2050年までにCO2の排出量半減というのは、相当な苦しみを伴います。
ただ、そうしなければ危機を回避できないかもしれないのも確かです。
温暖化により、地球は「破滅」寸前
この表現を潘事務総長が使ったのか、記者がそう解釈して使ったのかは分かりませんが、破滅寸前なのは「地球」ではありません。
地球にとっては、この程度の危機は何でもありません。過去には、全球凍結、大陸の分裂、大隕石の落下など、今回以上の激しい環境の変化が起きています。
破滅寸前なのは、「人類」および、今の生態系を構成している多くの生き物たちです。