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環境ジャーナリスト 講演講師 富永秀一 ブログ

北海道で5月に39.5度とは想定の斜め上過ぎる!

 まだ5月だというのに、連日の猛暑となっており、今日、北海道の佐呂間町で39.5度を記録しました。 これは、5月としては全国での観測史上最高気温であり、北海道としては、年間を通じた観測史上最高気温でもあります。 05.JPG 気象庁Webサイトより  今日の最高気温ベスト10はすべて北海道で38度以上です。  ちなみに、昨日までの5月の最高気温のベスト20がこちら。 04.JPG 気象庁Webサイトより  北海道は一カ所もなく、38度以上の記録もありません。これが、すべて北海道の地点で、37度以上に書き換えられたわけです。 (これまでの記録の秩父が19位タイで残りそう) 想定の斜め上を行く、あまりの異常事態に開いた口がふさがらない感じです。  道東の地点が多いので、西からの風によるフェーン現象が関係しているのだろうとは思いますが、それにしてもこれまでの記録と差がありすぎて、説明が難しいように思います。  15年以上前に、講演で、今世紀末、最悪のケースだと、4月に時々30度を超え、5月の連休があけてしばらくすると連日真夏日なんてことになるかもしれませんよ、と話していた時には、皆さん、「まさか」という感じの反応の方も多かったのですが、その後、4月に30度を超えることは珍しくなくなりました。  そして今度は、5月のうちに連日真夏日という事態が現実になりました。 「今世紀末」「最悪のケース」としてお話ししたことが、まだ2020年にもなっていないのに早くも起き始めていることに大変な危機感を覚えます。  「otomiさんの環境のお話」の第1話で取り上げたような、800hPa台前半の台風が発生するとか、それがあまり勢力が落ちないうちに上陸するといった悪夢が、意外と早く実現するのではないかとも思ってしまいます。