ネオニコチノイド系農薬の影響を否定するものではなく、気候変動も個体数減少の原因になっているという調査結果。
北米と欧州に生息する
マルハナバチ67種に関する記録50万件近くを調査したところ、南方の分布範囲が300キロにわたって消失していたことがわかったとのこと。
これは年平均9キロのペースで、より冷涼な地域への移動はうまくいっておらず、局所的には絶滅に追い込まれた地域もあるそうです。
約3500万年に登場したということは、大規模な気候変動も乗り越えて来ているので、
マルハナバチ全体が絶滅することはないでしょうが、受粉の担い手が減ることは農作物の生産量に影響し、食糧価格を押し上げる要因となります。