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環境ジャーナリスト 講演講師 富永秀一 ブログ

試験の監督中に見た“ちょっといい”光景

 もう、一月くらい前の話になりますが、突然思い出したので書いておきます。

 私が受け持っている、名古屋経済大学短期大学部の科目「環境のサイエンス」の前期試験に立ち会った時の事。

 試験は、一定時間が過ぎれば、終わった人から、解答用紙を提出して、出て行っていいことになっています。

 提出して、一旦席に戻ったある学生を、何気なく眺めていると、荷物をまとめた後、机で何かやっています。

 よく見ると、机の上に広がった消しゴムのかすを手でよせ集めています。

 どうするのかと見ていると、机の隅から、片方の手のひらに落として、しっかり握って出て行きました。

 おそらく、部屋を出たところにあるゴミ箱に捨てるのでしょう。

 教室を汚さない素晴らしい心遣いだと感心していると、その学生だけでなく、他の人も結構やっています。

 授業中は、私語や居眠りなど残念な行動も見られましたが、前期の最後に彼女たちが垣間見せてくれた、“ちょっといい”光景でした。