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環境ジャーナリスト 講演講師 富永秀一 ブログ

バス、船舶、航空機をどうするか

 鉄道旅行券による景気対策のアイディアの補足です。

バスや船舶、航空機の扱いをどうするか、考えてみました。

 鉄道ほどではありませんが、バスも船舶も自家用車で移動する場合よりCO2排出量は少なくてすみます。

 また、鉄道で行けない場所への移動に使われる場合も多いことを考えると、バス、船舶は鉄道と同様、1日1,000円で利用できる事にして良いと思います。

 問題は航空機で、自家用車ほどではないにしろ、かなりCO2を出しますし、他の交通機関に比べ高速移動ができますから、同じ扱いにすると、多くの人が航空機を選択してしまうと思われます。

 かといって、完全にはずすと、新幹線と激しい競争をしている路線など、大きな打撃を受けてしまうでしょう。

 そこで、航空機の場合は、1,000円にプラス5,000円位で利用できる事にしてはどうかと思います。

 また一日の扱いをどうするかですが、事前に切符を購入するわけなので、最初の乗車時から24時間という計算で良いと思います。

 例えば、名古屋を夕方に出て東京で泊まり、翌日の午後名古屋に着くという切符であれば一日扱いとして鉄道旅行券1枚で買えるわけです。

 なお、グリーン車やA寝台、一等船室等は、基本となる普通の料金との差額を払う事にすべきでしょう。普通の料金は、新幹線で言えば、特急料金込みの指定席の料金で良いと思います。混雑して指定席が取りにくくなるでしょうから、その場合、料金は同じですが、自由席で買う訳です。

 ただし、自由だと時間がわかりませんから、前述したような日付をまたいだ24時間という扱いはできないでしょう。

 色々と課題はあるでしょうが、このままでは、経営に余裕がある高速道路会社は業績がアップするのに、経営が苦しい鉄道会社、バス、船舶、航空会社は顧客を奪われて打撃を受けるという、本当に景気対策なのかと疑いたくなる結果になってしまうと思われます。

 是非、鉄道旅行券による景気対策も導入して欲しいと思います。