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環境ジャーナリスト 講演講師 富永秀一 ブログ

起動ドライブをSSDに変更

デスクトップパソコンが猛烈に遅くなってきて、仕事にも支障が出てきたため、高速化のため、起動ドライブをSSDにすることにしました。

備忘録も兼ねて書き留めておきます。

 

まずはパソコン内を確認すると、すでにSATAの接続は一杯になっており、USBの接続が遅いことも気になっていたので、この機会にUSB3.0のボードを入れ、USB接続で起動することにしました。

 

SSDにも種類があり、それぞれ寿命(平均書き込み回数)が異なることを知りました。

SLC:シングルレベルセル 約10万回

MLC:マルチレベルセル 約1万回

TLC:トリプルレベルセル 約1000~5000回

QLC:クアッドレベルセル 約500~1000回

 

今回は起動ドライブ用ですから、寿命が長い方が良いのですが、長寿命のものはその分価格も跳ね上がるので、寿命が比較的長く、1TBで1万円前後で手に入るTLCの商品にしました。

 

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増設したUSB3.0で接続。

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スタートで右クリック、ディスクの管理を見ると、ディスク7として認識されていたので、右クリックしてディスクの初期化。

そこで、パーティションスタイルをMBRにするか、GPTにするか聞かれます。

以前Cドライブを換装した際にはGPTを選んでしまい、マザーボードが古くて対応しておらず、MBRに変換する手間がかかったため、今回は最初からMBRを選択して初期化。

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以前も使用したフリーソフトのEaseUS Todo Backup Free 9.1を使用して「クローン」機能で、ソースとして元のシステムが入っている「ハードディスク0」を選択、ターゲットとして新品の「ハードディスク7」を選択。実行しました。

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しかし、セクターの読み込みに失敗したとのエラーが出てしまいました。

そこで、EaseUS Todo Backup Freeの最新版に更新。

再度クローンを実行しました。

今度は成功しました。

 

ところが、BIOSで起動順を変えようとしても、繋いだUSBが表示されず、切り替えられません。 色々調べてみましたが良く分からなかったので、あきらめて、Cドライブではなく、予備として繋いでいる内蔵HDDを外し、そこにSSDを接続しました。

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一番下のベイに入っているのがSSDです。

HDDと違って回転する部分があるわけではないので、固定せず、ただSATAと電源を付け替えて置いただけです。

今度はBIOSで切り替えられたのでSSDを起動順の1番に指定。

すると無事起動しました。

体感的に明らかに大幅な高速化ができました。

せっかくなのでSSD接続前に計測していたCドライブのHDDとSSDの速度を比較してみました。

CrystalDiskMark_20210211Cドライブ速度測定.jpg CrystalDiskMark_20210213SSDCドライブ速度測定.jpg

上がHDD、下がSSDです。

雲泥の差とはこのことです。

特にランダムアクセス性能を示す下二つは数十倍に高まっています。

 

なお、これまでのCドライブのHDDも、まだ使用できるので、ディスクの管理から、パーティションごとに右クリックして、ボリュームの削除をしたあと、一体として新規のボリュームとして登録。

 

そして、「ディスク/パーティションバックアップ」のオプションで毎日早朝にCドライブの増分をそのHDDにバックアップするスケジュールを設定しておきました。

このパソコンはもう十分長く使ってはいますが、これでまた当分使用できそうです。

 

追伸 空になったHDDだとどの位速くなるのか測定してみました。

CrystalDiskMark_20210214Fドライブ速度測定.jpg

何と30%~110%も速くなりました。 不要なファイルはこまめに消した方が良さそうですね。