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環境ジャーナリスト 講演講師 富永秀一 ブログ

中国がCO2を2020年までに40~45%削減

 中国が、2020年までにCO2を、2005年比で、2020年までに40~45%削減するという、意欲的な目標を決定しました。

新華社通信の速報

http://news.xinhuanet.com/politics/2009-11/26/content_12544442.htm

 総量ではなく、GDP比ですから、経済成長が続けば、総量としては増えてしまう可能性はありますが、ひとまず、数値目標を明確に打ち出した事、また、その数字が意欲的である事は評価したいと思います。

 また、アメリカも、20年までに05年比で17%削減を、COP15で表明すると伝えられています。

 さらに、2025年までに30%、30年までに42%、50年までに83%を段階的に削減していく方針でもあるそうです。

 ようやく、世界がまともな方向に向かい始めた感じがします。

 すでに、通常考えられる方法では、地球の平均気温の上昇を2度台に押さえるのは非常に困難、3度でも最大限に近い努力が必要なレベルまで来ています。

 先進国、新興国、途上国で、牽制しあったり、足の引っ張り合いをしている暇はありません。

 それぞれができる事を最大限やり、協力し合わなければこの危機は乗り越えられません。

 まずは、COP15で、実りある議論が行われ、希望がもてる結論が出る事を期待したいと思います。