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環境ジャーナリスト 講演講師 富永秀一 ブログ

南極・北極の氷床は予想以上のペースで縮小

 世界気象機関は、南極と北極の氷床が、従来の予想を上回るペースで縮小し、海面上昇が進んでいると報告しました。

 ただ、この記事では、永久凍土に二酸化炭素が蓄積されていると書いていますが、おそらくこれはメタンのことです。

 メタンは、二酸化炭素の20倍以上の温室効果があります。

 低温や高圧の条件では、メタンはシャーベット状のメタンハイドレートになります。

 これが、海洋の大陸棚や、極地域の永久凍土に大量に含まれていて、二酸化炭素による温暖化で、これらが自然に溶け出すと、強力な温室効果により、ますます温暖化が進行する事が懸念されているのです。

 地球温暖化の予測では、特に極地域で温度上昇の幅が大きくなるとされています。

 温暖化による悪影響を抑えるには、少しでも早い対策、行動が求められます。