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環境ジャーナリスト 講演講師 富永秀一 ブログ

一番お得な電球型蛍光灯は?

 昨日、浴室の電球型蛍光灯が点かなくなったので、買いに行きました。

 折角の機会なので、講演でいつもお話している、エコ・ゴージャスの考え方による、買い物の仕方をご紹介しておきます。

 店にあった電球型蛍光灯の購入候補は、以下の3種類。

A、価格:298円 消費電力:15W 寿命:6000時間 点灯回数:記述なし

B、価格:598円 消費電力:12W 寿命:6000時間 点灯回数:2万回

C、価格:1070円 消費電力:10W 寿命:1万時間 点灯回数:3万回

 皆さんならどれを選びますか?

 エコ・ゴージャスの考え方では、購入時の価格だけでなく、トータルでのコストを考えます。

 今回は、もっとも寿命が長い商品に合わせて、1万時間使った場合で計算します。

 Aは、1万時間だと現実には2個必要になりますが、仮に1万÷6000で1.67個として、電気料金は、中部電力の、3時間帯別電灯料金で、浴室を使うのは@ホームタイムにあたるので、1kW時21.23円で計算すると、298×1.67+0.015×10000×21.23で、3682.16円。

 Bも、1.67個と計算して、598×1.67+0.012×10000×21.23で、3546.26円。

 Cは、1070+0.010×10000×21.23で、3193円。

 という事で、Cが一番トータルコストが少なくなる事がわかりました。

Cは消費電力も最も少ないので、当然、環境負荷も少なくなります。

このように、環境への負荷を抑えながら、自分もトクをするのがエコ・ゴージャスの考え方による買い物の仕方です。

 ちなみに、考えるまでもないので、白熱電球は見ていませんが、仮に計算してみると、100円、54Wの商品の場合で、1万1464.2円になります。

 皆さんも、購入価格だけでなく、トータルコストで考えて買い物をしましょう。