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環境ジャーナリスト 講演講師 富永秀一 ブログ

8件の一般質問無事終了

本日、豊明市議会の9月定例月議会で、8つの一般質問をしました。 通告書に書いてない部分の質問の補足と、答弁の概要をお伝えします。 1件目「水上メガソーラー計画と新電力事業の進捗・検討状況について」。 14.JPG 池の水面、2万6000平方メートルに9600枚の太陽光パネルを浮きに載せて並べる場合、2500kWの最大出力となり、設備、保険、リース手数料等も含めた20年間の総額より売電収入が2億5000万円多くなるという試算結果になったそうです。 今後は、先進事例を兵庫県などに視察に行ったり、想定している場所で発電した場合、系統への接続が可能か、その場合の費用はいくらぐらいになるのか中部電力に試算してもらうとのことでした。 新電力については、やや及び腰でしたが、電力小売完全自由化がはじまってからでは、囲い込みが進んでしまい、他の自治体の成功例を見てから参入しようとしても、難しくなってしまう可能性があると指摘した所、先進事例を勉強したいとのことだったので、群馬県大阪府、福岡県などの自治体を紹介しました。 2件目は「下水熱ポテンシャルマップの策定について」。 15.JPG 工業用地等として新たに開発し、インフラ整備をする際には、冷暖房の需要が多い施設の建設を予定している企業等に対して、下水熱の情報を提供して、利用の促進を図っていきたいとのことでした。 3件目は「消防庁舎の断熱対策について」。 16.JPG エコ改修の必要性は十分認識しているので、来年度、幾つかの技術を複数の部屋で施工してデータを取り、比較検討した上で、公共施設の長寿命化の一環などとして整備していきたいとの事でした。 4件目は「LEDのレンタル、リースによる導入について」。 17.JPG 防犯灯については4234灯の内、2000灯をリースでLED化していて、年間191万円あまりのリース代に対して、年間336万円の電気代削減になっているとのことでした。耐震改修にともなって照明を新調している本庁舎は除いて、まずは公共施設で一日8時間以上点灯している場所をピックアップしてはどうか、そうすれば業者で試算ができるので、その上で検討すれば良いと提案しました。 5件目は「予算額の決め方について」。 18.JPG 通告書の内容に加え、最近の例として、救急消毒室建設工事が、補正予算額3797万5千円に対して、落札額+税で3736万8千円と、98.4%になった例を紹介。 そして、議案質疑などで取り上げた、図書館のエレベーター改修は、予算が3300万円となっていて、相場は2000万円以下だとかなり言ったおかげか、結果的には1860万円と、大体相場内に落ち着いたものの、これも特に取り上げていなければ3000万以上になっていた可能性はあるのではないかと指摘しました。 価格がある程度決まっている物については積極的に情報収集をしていきたいとのことで、コリンズというシステムも活用していきたいとのことだったもの、コリンズでは、入札資格があるか確認することはできても、案件の細かい情報やどんな会社がどれだけの価格で入札したかなどの詳しい情報はわからないとのことだったので、月々数万円かかっても、民間の情報を活用するよう提案しました。 6件目は「前後駅周辺への国際ホテル、オフィスビル誘致について」。 19.jpg 改正都市再生特別措置法でも求められているように、都市の機能を集約させていく必要があると考えており、今後策定する第3次都市マスタープランなどでもそうした視点で前後駅周辺の将来像を描いていく。国際的なホテルやオフィスビルを含んだ複合施設についても排除せず考えていくとのことでした。 7件目は「前後駅の有料駐輪場の拡張について」。 20.jpg 通告書の内容に加え、有料駐輪場に1日停めると100円かかるものの、もし1カ月定期が買えれば、1カ月1480円ですみ、もし高校生以下の学生なら1050円ですむため、月平均22日の利用だとして一般の方なら1.5倍、学生さんなら倍以上かかることになること、1年の定期で比較すると、その都度払いだと、定期に比べて一般の方なら1万4000円、学生さんなら2万円も余分に払う事になることなどを紹介し、有料駐輪場の増設を提案しました。 月に7台分しか問い合わせがなく、耐震工事が終われば有料分が8台増えるのでほぼ需要は満たしていると考えているとのことでした。 しかし、ハインリッヒの法則という、事故に関する法則の応用で、1件のクレームの裏には29件の軽度のクレームがあり、300件のクレームに繋がる可能性がある不満が発生していると言われることを紹介し、満車の状況を見てあきらめて問い合わせないものの、あいているなら利用したいと考えている潜在的な需要があるのではないかと指摘しました。 8件目は「ひまわりバスのサービス向上について」。 21.jpg 車内への路線図の掲示はすぐに対応するとのことでした。 定期については、それも含めて地域公共交通会議に諮り、ひまわりバスの利便性向上について前向きに考えていくとのことでした。 当局のコンパクトな答弁の協力もあり、8件とも必要と考えるやりとりは一通りでき、それなりの成果も得られました。