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環境ジャーナリスト 講演講師 富永秀一 ブログ

携帯電話の生分解100%梱包材

ecosoft1.jpg  私はPHS愛用派なのですが、どうしても携帯電話でなくては利用できないサービスがあり、仕事上必要なため、最低限の料金で使える携帯電話を購入しました。  私が注目したのは携帯電話ではなく、その梱包材の方。 ecosoft2.jpg  生分解100%と書いてあります。 梱包材なしにできた方が良いのですが、入れるのであれば、こういった物にすると、企業努力が見られて、印象が良くなります。 ecosoft5.jpg  しかし、プラスチックでPEとあります。 PEといえば、ポリエチレン。ポリエチレンで生分解100%なんてできるのか?と思い、調べてみました。  日本バイオプラスチック協会のページにPES(ポリエチレンサクシネート)というものはあるようですが、PEは見あたりません。  うーん。と考えていて、気づきました。これ、包んでいる袋の事ですね。(^_^;)  では、中身の素材は?と思って隅々まで見てみましたが、書いてありません。  そこで、商品名らしい名称から調べてみると、どうやら、トウモロコシ(コーンスターチ)とセルロースアセテートらしい事がわかりました。  セルロースと言うことは木材パルプを加工したものでしょうから、確かに、生分解性のようです。 ecosoft3.jpg  注意書きを読んでみると、「生ゴミとして出される場合には・・・」との記述があります。  私が住んでいる愛知県豊明市の一部地域では、生ゴミの分別回収をしています。  その回収に出そうかと思いましたが、梱包材自体には何の表示もないため、回収した方が生分解性だと確信が持てず、廃棄してしまうかもしれません。 ecosoft4.jpg  どうせなら、袋も生分解性の物にしてもらえれば、良いと思います。そうすればそのまま出せるので、表示を見て理解してもらえます。  わが家の場合、以前生ゴミの分解に使っていたものの、分別回収が始まって、今は廃油の分解にしか使っていない、生ゴミを消すバケツがあるので、それに入れることにしました。  今は、異常に早い菜種梅雨に入ってしまい、バケツの土が濡れていますから、晴れ間を見て入れてみたいと思います。  以前も、生分解性と書いてあった梱包材を入れた事があるのですが、それは、100%ではなかったのか、小さくなっただけでそれ以上分解されず、最後はつまみ出して捨てました。  今度はどうなるでしょうか。