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環境ジャーナリスト 講演講師 富永秀一 ブログ

真冬に夏日!

 今、真冬だって覚えてます?

 14日は静岡市清水で最高26.8度となったのをはじめ、夏日を記録する地点が続出。二月の観測史上最高気温を記録した地点が、100カ所以上になりました。

 ちなみに、静岡市清水の平年の最高気温は、11.7度ですから、平年より15.1度も高かったことになります。なお、これまでの2月の観測史上最高気温は、22.4度ですから、一気に4.4度も更新しました。さらに、3月の史上最高気温、26.1度も抜いてしまいました。

 低気圧に向けて、南から暖かい空気が、流れ込んだためということですが、これまでだって、そのような気圧配置は当たり前にあった訳で、今回、このような異常高温が起きたのは、この冬、平均的に気温が高い状態が続いていたからでしょう。

 低気圧が東の海上に去って、今度は低気圧に向けて北から寒気が入り込みますが、それでもやっと数日間平年並みに戻るだけです。

 高温になる時は、平年より10度以上高くなり、低温の時でも平年並みか数度低い程度ですから、平均してみると、明らかに温暖化していると言えます。

 一年で最も寒いはずのこの時期にこれでは、この先どうなるのか心配です。