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環境ジャーナリスト 講演講師 富永秀一 ブログ

トカラでの海底火山噴火に用心を

 トカラ列島での地震が続いています。

地震が続く期間が長く、回数も多く、震度5以上となる大地震もあり、心配です。

近くにお住まいの方、避難された方にはお見舞い申し上げます。

 

 ここ数日、地震の回数が減ってきましたので、このまま収まってくれれば良いですが、私は今回の地震が続くようになった当初から心配していることがあり、もしも現実となった場合、日本全体に被害が及ぶことも考えられるため、想定し、対策を考えておくため、書いておきたいと思います。

 

 それは海底火山噴火の可能性です。

南西諸島で群発地震が起こり、真っ先に頭に浮かんだのは鬼界カルデラとの関連でした。

 

 調べると、鬼界カルデラの位置よりは南に離れていましたが、トカラ列島でも、カルデラ火山が見つかっていたことを知りました。

 

トカラ列島で発見された海底火山について 海上保安庁

https://www.jma.go.jp/jma/kishou/shingikai/ccpve/Report/115/kaiho_115_37.pdf

 

ここに記載のあるカルデラは、直径1.6kmと小規模なものですが、この近海の地下には10万年以上マグマやガスが蓄積されているかもしれないという見解もあります。

 

トカラ列島の火山について 国⽴研究開発法⼈海洋研究開発機構

https://www.jamstec.go.jp/rimg/j/topics/2025_tokara/

 

国内最後の巨大カルデラ噴火は、鬼界カルデラの約7300年前で、海外でも1815年のインドネシア、タンボラ山の噴火が最後で、科学的な観測が行われる前です。

 

観測されたことはなくても、残っている痕跡から、巨大カルデラ噴火が起きる前にはどんな前兆があるのか、分かっていないのか調べてみたらありました。

 

大規模カルデラ噴火の前兆現象 -鬼界カルデラ姶良カルデラ- 京都大学防災研究所

https://www.dpri.kyoto-u.ac.jp/nenpo/no53/ronbunB/a53b0p31.pdf

 

また、こちらのサイトの記述にもあるように、巨大噴火は、通常の噴火が続き、溜まっていたマグマやガスが噴出し、空洞ができ、山体が陥没することにより起きるというメカニズムです。

 

scienceportal.jst.go.jp

 

そう考えると、異常に地震が続いているとは言え、通常の噴火も起きていない現段階では、いきなりの巨大噴火は心配しなくても良さそうです。

 

今後、海底火山が噴火するようなことがあれば、警戒を強めなければならないかもしれません。

 

今の所、地震ばかりが注目されて、海底火山噴火まで触れる情報が少ないのですが、どの程度の危険性があるのか、しっかり観測網を強化して、情報提供して頂きたいと思います。

 

 

 

 

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