http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2016041202000115.html
ケリー米国国務長官の広島訪問は、核不拡散、核軍縮の機運を高める重要な一歩だったと思います。
是非、オバマ大統領も現職のうちに広島を訪れて欲しいと思います。
退任後に、という意見もあるようですが、大統領としての訪問に重い意味があると思います。
非人道的な兵器を使用した罪を認識させる、といった意味ではなく、核兵器の使用がどんな悲劇的な状況を生むのか知ってもらうことで、二度と使わなくて済む世界の実現に向けて共に歩んでいく為に訪れて欲しいと思います。
ケリー氏は、平和記念資料館(原爆資料館)で行った記帳の中で「世界の全ての人々がこの施設が持つ力を見て、感じ取るべきだ」と書き、G7の広島宣言の中でも、被爆地への人々の訪問を呼びかけていますが、皆さんもまだ訪れていない方は、是非、資料館をご覧下さい。
子供たちも、高校生以上になったら連れて行って下さい。
私たち広島生まれは、小さい頃から原爆に関する教育を受けますし、はだしのゲンも読みますから、小学生でも資料館を訪れますが、他の地域の方は、あまり小さいうちに行くと心が受け止めきれない子もいると思います。
現実に起きたことを直視して、冷静に心に刻むためには、高校生以上になってからがお薦めです。
とにかく一度は訪れて欲しいと思います。