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環境ジャーナリスト 講演講師 富永秀一 ブログ

新人議員研修で施設視察

昨日、6月定例月議会での一般質問の通告をしました。 これで、初の定例月議会に向けた準備の一つの山を越えました。 これから本番に向けて質問内容を充実させるべく、さらに準備を進めて行きます。 今週は、月曜日に新人議員研修として、様々な施設を回りました。 まずは沓掛堆肥センター。 CIMG0781.JPG 豊明市は全国的にも珍しい、生ごみの戸別収集をしています。 対象となっている8000戸から出る生ごみと、給食センターから出る調理くずが集められています。 それらは、副資材と混ぜて3カ月寝かされます。 CIMG0788.JPG 生ごみを微生物が分解する時に出る熱で、内部は70度以上もあります。 CIMG0791.JPG できあがった堆肥はさらさらです。 CIMG0794.JPG 堆肥化がうまく行っている施設として全国から視察があり、中国やオーストラリアなど、海外からの訪問もあるそう。 CIMG0795.JPG この機械でふるいにかけると・・・ CIMG0793.JPG こんな物が出てくるそう。 CIMG0792.JPG 誤って入ったにしては大きな物も。ライターまで。 完成品の堆肥は20リットル1袋200円で販売されています。 CIMG0796.JPG 堆肥の売却金は年に161万円あまり。収集運搬など経費が合計3100万円かかっているとのこと。 ただ、生ごみを堆肥にして畑に戻すことは、有機物、およびミネラルの循環の意義があり、センターは障害者雇用の場ともなっているため、単純にコストの面だけで判断できる問題ではありません。 続いて、愛知豊明花き地方卸売市場へ。 CIMG0797.JPG 昨年の鉢物等の取り扱いは120億円、6600万鉢。全国一、世界でもトップ5の市場です。 CIMG0803.JPG 商品は到着時、あるいはセリの直前に写真に撮られ、モニターに映し出されます。 セリは週に2回で、商品を残すと鮮度が落ちるので、セリ下げ方式ですべて売り切ります。 CIMG0807.JPG ランを扱う場所は冷暖房完備。 CIMG0810.JPG さすが世界トップ5の市場。広い。 CIMG0816.JPGCIMG0818.JPG 午後はまず東郷町にある尾三消防本部へ。 CIMG0828.JPG 豊明市の他、日進市みよし市東郷町長久手市の119通報が入ります。 CIMG0831.JPG 着信は固定電話か携帯電話かなどが判別され、固定ならピンポイントで場所の地図が出ます。 携帯だと数十~数百メートルの範囲までしか絞り込めないそうです。 位置情報を知らせる状態にしてかけても一緒だそうです。 CIMG0840.JPG CIMG0834.JPG 消防指令センターを共同で運用することにより、大規模災害時でも連携をとりやすくなっています。 CIMG0835.JPG 次も東郷町にある愛知中部水道企業団へ。 CIMG0842.JPG ここも消防と同じく広域で組織されています。 域内の高低差が結構あるということだったので、小水力発電はやっていないのか聞いてみました。 5年前に一度検討したものの採算が取りにくいとのことでやめたそうです。 今は売電価格も高くなっていますし、各地で取り組みが進み始めているので、あらためて考えてみては、と提案しました。 最後は東浦町にある東部知多衛生組合です。 CIMG0851.JPG ここも広域ですが、範囲は、豊明市と、大府市東浦町阿久比町です。 CIMG0843.JPG 3基中2基を24時間連続運転しています。CIMG0846.JPG 今はストーカ式ですが、2019年度にはシャフト炉式ガス化溶融炉ができる予定です。 CIMG0847.JPG ごみピット。 CIMG0853.JPG クレーンで投入。 CIMG0856.JPG 可燃ごみにアルミが混ざっていると高温で溶けてストーカ下部にたまって詰まってしまうそう。 ちゃんと分別しましょう。 CIMG0867.JPG 廃熱の一部は東部知多温水プールに利用されています。 大人1日300円の使用料で、年間約9万人の利用者があります。 CIMG0859.JPG できたばかりの大東最終処分場も見学。 CIMG0869.JPG 不燃ごみなので、ガラスや陶器類が多く、あまり大量には出ないことから、29年間使用できる予定です。 CIMG0872.JPG 一日駆け足で見せてもらいました。 今後の議員活動に活かして行きたいと思います。