新人議員研修で施設視察
昨日、6月定例月議会での一般質問の通告をしました。
これで、初の定例月議会に向けた準備の一つの山を越えました。
これから本番に向けて質問内容を充実させるべく、さらに準備を進めて行きます。
今週は、月曜日に新人議員研修として、様々な施設を回りました。
まずは沓掛堆肥センター。
豊明市は全国的にも珍しい、生ごみの戸別収集をしています。
対象となっている8000戸から出る生ごみと、給食センターから出る調理くずが集められています。
それらは、副資材と混ぜて3カ月寝かされます。
生ごみを微生物が分解する時に出る熱で、内部は70度以上もあります。
できあがった堆肥はさらさらです。
堆肥化がうまく行っている施設として全国から視察があり、中国やオーストラリアなど、海外からの訪問もあるそう。
この機械でふるいにかけると・・・
こんな物が出てくるそう。
誤って入ったにしては大きな物も。ライターまで。
完成品の堆肥は20リットル1袋200円で販売されています。
堆肥の売却金は年に161万円あまり。収集運搬など経費が合計3100万円かかっているとのこと。
ただ、生ごみを堆肥にして畑に戻すことは、有機物、およびミネラルの循環の意義があり、センターは障害者雇用の場ともなっているため、単純にコストの面だけで判断できる問題ではありません。
続いて、愛知豊明花き地方卸売市場へ。
昨年の鉢物等の取り扱いは120億円、6600万鉢。全国一、世界でもトップ5の市場です。
商品は到着時、あるいはセリの直前に写真に撮られ、モニターに映し出されます。
セリは週に2回で、商品を残すと鮮度が落ちるので、セリ下げ方式ですべて売り切ります。
ランを扱う場所は冷暖房完備。
さすが世界トップ5の市場。広い。
午後はまず東郷町にある尾三消防本部へ。
豊明市の他、日進市、みよし市、東郷町、長久手市の119通報が入ります。
着信は固定電話か携帯電話かなどが判別され、固定ならピンポイントで場所の地図が出ます。
携帯だと数十~数百メートルの範囲までしか絞り込めないそうです。
位置情報を知らせる状態にしてかけても一緒だそうです。
消防指令センターを共同で運用することにより、大規模災害時でも連携をとりやすくなっています。
次も東郷町にある愛知中部水道企業団へ。
ここも消防と同じく広域で組織されています。
域内の高低差が結構あるということだったので、小水力発電はやっていないのか聞いてみました。
5年前に一度検討したものの採算が取りにくいとのことでやめたそうです。
今は売電価格も高くなっていますし、各地で取り組みが進み始めているので、あらためて考えてみては、と提案しました。
最後は東浦町にある東部知多衛生組合です。
ここも広域ですが、範囲は、豊明市と、大府市、東浦町、阿久比町です。
3基中2基を24時間連続運転しています。
今はストーカ式ですが、2019年度にはシャフト炉式ガス化溶融炉ができる予定です。
ごみピット。
クレーンで投入。
可燃ごみにアルミが混ざっていると高温で溶けてストーカ下部にたまって詰まってしまうそう。
ちゃんと分別しましょう。
廃熱の一部は東部知多温水プールに利用されています。
大人1日300円の使用料で、年間約9万人の利用者があります。
できたばかりの大東最終処分場も見学。
不燃ごみなので、ガラスや陶器類が多く、あまり大量には出ないことから、29年間使用できる予定です。
一日駆け足で見せてもらいました。
今後の議員活動に活かして行きたいと思います。