14日、半月に渡って猛威をふるってきた台風がようやく消滅しました。
先月29日の日本時間で午前9時に発生した台風17号は、最低気圧が920hPaという猛烈な勢力でフィリピン北部を襲いました。
それだけなら緯度が低い国の宿命でもあり、珍しくありません。
しかし、この台風はその後、今月3日~10日と、1週間もフィリピン北部の狭い範囲を行ったり来たりして居座ったのです。
この地域は先月26日にも、台風16号に襲われていて、この二つの台風によって、500人以上の被害が出ました。
台風17号は、14日の日本時間で午後3時、ベトナム北部のトンキン湾でようやく、通常の熱帯低気圧になりました。
寿命は15.2日で、統計を取り始めた1951年以降では、長寿第7位に相当する記録となりました。