環境省が発表した、2006年度の温室効果ガスの国内排出量速報値(pdf)によると、二酸化炭素換算で、前年度より、1.3%減ったとのことです。
前の年度より排出量が減ったのは2年ぶりです。
暖冬により、電力や燃料の消費量が減ったことや、ガソリン価格の上昇で、自動車の利用が減ったことが主な原因とのことです。
増えるよりはましですが、減ったといっても、京都議定書の基準年1990年の排出量と比べると、まだ6.4%も多いため、森林の吸収分や、排出権取引などで見込まれる量を差し引いても、まだ7%ぶん減らす必要があります。
今の原油価格の高騰は、経済的には打撃ですが、省エネ化が一気に進むチャンスでもあります。
日本は、もともとエネルギーを効率よく使っているのでこれ以上の削減は難しい、とよく言われますが、それでも、技術の進化は日進月歩ですから、まだまだ省エネを進める余地はあります。
それは、産業界はもちろん、家庭でもそうです。
今こそ、豊かさを保ちながら、環境負荷を大きく減らす、「エコ・ゴージャス」に取り組みましょう。