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環境ジャーナリスト 講演講師 富永秀一 ブログ

12月6日(木)に一般質問をします

 豊明市議会の12月定例月議会で、12月6日(木)の1人目で一般質問します。お近くの方、よろしければ傍聴にお越し下さい。

ライブ中継もされ、録画でもご覧になれます。

https://www.youtube.com/channel/UCvPY5woiJGV6B4CxLqHAScw

 今回の質問は4件です。

 1件目は「南海トラフ地震に関連する情報(臨時)が出た際の対応の検討状況は」です。

 昨年11月1日から、従来のように東海地震だけに注目した、注意情報や予知情報等が発表されることはなくなり、南海トラフ地震に繋がる前兆現象の疑いがある異変が観測された場合は、臨時の南海トラフ地震に関連する情報が出されることになったものの、その場合に、各自治体はどうするのか、何も示されていなかったため、豊明市はどうするのか、ちょうど1年前の12月定例月議会の一般質問で聞きました。

 その後、中部の経済界は、臨時の情報が出ても、基本的には事業を継続し、それぞれが防災対策への警戒レベルを上げるという結論を出しましたし、中央防災会議のワーキンググループは、大地震の前兆と疑われる異常現象を3つのケースに分け、リスクの高さによって、大まかに自治体に求められる対応を示しました。

 そこで、当市はどうするのか、市内の小中学校については、各学校のWebサイトで、対応を示していますが、市民生活への影響が大きい、保育所や、公共交通、公共施設の窓口の対応、避難所開設の準備はするのか、ため池の事前落水はするのか、などについて、あらかじめ大まかに決めて、市民にも示しておく考えはないか聞きます。

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 2件目は「タイムラインの運用状況は」です。

 豊明市でも、台風の接近・上陸に伴う洪水を対象とした避難勧告の発令等に着目したタイムラインの本格運用がはじまりました。

 この夏から秋にかけて、この地方には、3つの台風が接近して、少なくともこの際にはタイムラインを運用したはずなので、実際に運用することで、効果的だった点、課題が出た点はがあったか、そして、特にこの地方に影響が大きかった台風24号の接近前にいくつか池を見た所、十分な事前落水がされていなかったように見えたので、実際にどのような運用がされているのか聞きます。

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 3件目は「プラスチックごみ問題への対応を」です。

 世界的に、プラスチック製のごみによる海洋汚染が問題になっています。2050年には、海のプラスチックの量が、魚の量を超えるとまで

言われています。

 そこで、市として、公共の場所へのプラスチック製品のポイ捨ての禁止や、米国・シアトル市のように、店舗での使い捨てのプラスチック製ストローや、スプーン、フォークなどの無料配布の禁止などを定めた条例を策定する考えがないか聞きます。

 さらに、大学が伊勢湾で行った調査で、最も多かったマイクロプラスチックは、肥料用のカプセルだったとのことから、技術開発を待ち、3~5年後から生分解性でないプラスチックカプセルを使用した肥料の販売や使用を規制する内容や、河川での別の調査では、人工芝のかけらも多かったことから、人工芝を使用している施設に、排水口に目の細かいメッシュの設置と、降雨前後の清掃を義務づけるといった内容も検討してみる考えはないか聞きます。

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 4件目は「認知症の方が歩き回っているうちに事故を起こした場合の賠償責任保険に公的支援を」です。

 認知症の方が歩き回っているうちに、電車に接触するなどの事故を起こし、高額の賠償金を請求されることがあります。

 

 2007年に大府市で起きた事例では、約720万円を請求され、1審、2審では、賠償を求める判決が出ました。最高裁で逆転し、家族に賠償責任はないとされましたが、こうした場合に備えた民間の賠償責任保険の費用を自治体が負担する制度を設ける所が出てきています。

 近隣では大府市阿久比町などで導入され、名古屋市も検討中とのことです。

 超高齢社会に向けて、認知症の方の増加が予想され、老々介護となる世帯も増えている中、家族の安心のためにも、豊明市でも、賠償責任保険を市が負担する制度を導入する考えはないか聞きます。

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