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環境ジャーナリスト 講演講師 富永秀一 ブログ

豊明市水上メガソーラー発電所お披露目式

 今日、先月末から稼働を開始している、愛知県豊明市の若王子池にできた、豊明市水上メガソーラー発電所の完成お披露目式がありました。 CIMG7442.JPG  6720枚の太陽電池パネルがフロートの上に並べられ。最大出力は1814.4kW、パワーコンディショナーの出力は1500kW、最大出力で送電できる時間帯が長くなるよう設計されています。 CIMG7449.JPG  太陽電池は熱に弱く、高温になると効率が落ちるのですが、水上に設置した場合、温度上昇が抑えられるため、効率良く発電できます。  そうした効果は見込まない厳しめの試算で、年間発電量は約208万kWh、売電金額からコストを引いた、年間収益は、平均約1650万円です。 CIMG7447.JPG  もし、自治体が場所を貸すだけとか、あっせんするだけということだと、この収益は事業者に入っていき、自治体には、せいぜい数十万円の場所代や法人税が入るだけですが、今回は豊明市が主体となって設置しているので、この収益は市に入り、市民サービス向上に使用することができます。  もちろん、発電時にCO2は出しませんから、年間1000トン以上のCO2排出量削減が見込まれています。 CIMG7446.JPG  今日のお披露目式には、古巣のメーテレ名古屋テレビ)が取材に来てくました。 夕方のニュースワイド番組『UP!』で放送され、時間は長くはなかったものの、記者の顔出しあり、空撮ありでした。 CIMG7435.JPG  最初に一般質問で、市が主体となって水上メガソーラーを設置してはどうかと質問してから、間もなく2年、市長や当局、議員の皆さんの賛成、ご努力により、無事、発電開始までこぎ着けました。  これから20年間、予定通り、いやそれ以上に順調に発電し、市民の役に立ってくれることを願います。