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環境ジャーナリスト 講演講師 富永秀一 ブログ

太陽光発電システムが故障して考えたこと2

 太陽光発電システムが故障して思い出した、もう一つのニュースは、中国の最大手太陽光発電メーカー、サンテックパワーが、日本で本格的に販売攻勢をかけるにあたって、25年保証を付けたことです。

 日本のメーカーの保証は10年が多いのですが、太陽電池パネルの寿命の長さを考えると、もっと長く保証してもらえると安心だと思います。

 ただし、今回記事を書くに当たって、サンテックパワーのWebサイトを確認すると、出力90%の保証が12年、80%の保証が25年ですが、コネクターやケーブル等、その他の部分の保証は5年しかないようで、もしそうだとすると、今回の我が家のケースでは、保証外となってしまいます。

サンテックパワーの保証内容

http://www.suntech-power.com/en/images/STP-WA-STD-E01.01_Rev_2008_English.pdf

 まぁ、日本での実際の販売は、買収された日本の中堅メーカーMSKが担当するので、MSKが弾力的運用をするかもしれません。

 我が家のケースは2001年の設置から10年以内で、設置工事やシステム全体もあわせた保証の期間内なので無料でした。

シャープの保証

http://www.sharp.co.jp/sunvista/product/ten_secure.html

 しかし、2011年以降の事を考えると、ちょっと不安になりました。今回程度のメンテナンスであれば、有料でも数万円でしょうが、もしパネル交換となると、かなりの出費が予想されます。

 個人で損害保険を掛ける事もできるかもしれませんが、できればメーカーが、有料で構わないので、トータルの保証を延長する制度を設けてもらえると良いのですが。

 購入後10~15年後に想定される、直流を交流に変えるパワーコンディショナーの修理にも対応できると安心です。

 これから、設置後10年経過するケースがどんどん増えていきますし、購入を検討している人も、長期保証のオプションが用意されていると安心して買えるでしょうから、ニーズはあると思います。

 メーカーさん、いかがでしょう。