昨日、ハイブリッド車は、「安売り競争ではなく、性能競争をして頂きたい」と書きました。
その性能競争という面で言うと、今度の新型プリウスについて、残念な事があります。それは、排気量を1800ccにしたことです。
2400cc並の運動性能を持ち、燃費をさらに向上させるというのは、素晴らしい技術力ではありますが、方向性として、プリウスを買いたいと思う人たちが、果たして、力強い加速感なんて求めるでしょうか?
それでなくても、燃費良く加速するため、5秒で20kmという、「ふんわりスタート」が推奨されている時代です。そして、環境問題への感度が高い人たちは、そのような穏やかなスタートを現状でもしているはずです。
プリウスを買いたいと思う人たちは、そんな、感度の高い人たちなのではないでしょうか。
力強い走り、余裕のある走りを求める人たちを対象にするなら、カムリやマーク2に、1800ccのエンジンを載せてハイブリッドにすれば良いのです。そうすれば、今と同程度の走りで、しかも格段に燃費を良くできます。
プリウスは、あくまで、1500ccのエンジンで燃費向上に特化して欲しかった。そうすれば、カタログ燃費で1リットル40km以上になるのではないでしょうか。
とりあえず、1800ccで出すとして、早急に1500ccの燃費重視のグレードも設定し、併売する現行プリウスと入れ替えて行くというのはどうでしょう。
プリウスには、走りの良さなどより、環境対応車としてのフラッグシップであって欲しいと願います。
この話、まだ続けます。