先日来ご紹介している考え方に名前を付けた方がいいと思い、考えた結果、「再生可能エネルギー革命」と呼ぶことにしたいと思います。
国際的に理解を得なければ意味がないので、英語表記も決めました。
「Renewable Energy Revolution(RER)」としたいと思います。
意味は、「国連の予算で進められる再生可能エネルギー設備の整備によって急速に進む、化石燃料から再生可能エネルギーへの転換」といったところでしょうか。
おいおい、国連の担当する機関やこのプログラム自体の名前も考えて行きたいと思います。
Q&A方式で考える続きです。
Q.各国に必要な設備の量はどうやって決める?
A.基本は、消費量を賄う量ということになりますが、現在の産油国が急速に石油の需要が減ることで不利益を被るため、現在大量にエネルギーを消費して、輸入に頼っている国は、現在の輸入量の半分程度は自前で賄えるものの、残りは引き続き輸入に頼るようにします。
そして、産油国には電気や水素を輸出できるだけの設備を設置します。この措置によって、予想される産油国の不満をある程度解消できると思います。
また、国ごとの貧富の差を縮める工夫もしたいと思います。
裕福な国には、需要を完全に満たす設備の整備は行わず、貧しい国には、輸出できるだけの設備を設置するのです。それにより、貧しい国は外貨を獲得して豊かになります。
これは、一見、裕福な国に不利すぎるように思われるかもしれませんが、現在貧しい国では、購買力がないため、高級品は売れません。しかし、経済状態が良くなり、豊かな人たちが増えれば、新たな市場が生まれることになり、様々な商品が売れるようになります。現在豊かな国は、そうした新たな市場で利益を上げればよいので、その効果を考えれば不利とばかりは言えないと思います。
Q.設備の整備はどうやって進める?
A.基本的には国際入札が良いかと思います。
入札に参加できる企業については、生産能力や実績で明確な基準を定めます。全参加可能企業の、このプロジェクトに使える設備の年間生産能力を合計した量の9割位を、年間発注数とします。
つまり、ほとんどの企業が十分な受注ができるようにします。10割にしないのは、競争の部分を少し残し、不当に価格がつり上がるのを防ぐためです。実際の設備の価値より価格が高すぎるとインフレーションの元になります。
はずれやリスクがほとんどないプロジェクトですから、参入企業は激増し、生産能力も爆発的に増加すると思われます。次年度以降は、その増えた生産能力を元に発注していきます。あるいは、次年度を待たず、生産能力が増えた時点で追加発注してもいいかもしれません。
このプロジェクトについて書いていると楽しくなって、興奮してきます。バラ色の未来が見えてくるからです。これは大事なポイントだと思います。
今、世界的な経済危機や、深刻化する環境問題により、将来を悲観するする人が増えています。しかし、ただ「決定」するだけで、まだまだ人類が進化を続け、多くの人が豊かになれる、バラ色の未来が約束されるのです。
この話はまだ続けます。